株主優待とはなにか?

株主優待という言葉はここ数年間テレビなどでも盛んに取り上げられるようになったことで「名前だけは聞いたことがある」というひともかなり多くなりました。
ではこの株主優待とはそもそも何なのかというと、簡単に言ってしまえば株式を発行する会社が株を購入してくれた株主に対して感謝の気持ちを伝え、継続的に株式を保持し続けることのメリットを供与するための手段です。
例えば飲食店を経営する会社であれば株主優待としてその系列店のお食事券を渡したり、化粧品メーカーであれば自社が製造する化粧品のセットを渡したりなど、基本的にはその会社が提供するサービス・商品を好条件で利用できるようなものが該当します。
ただこの株主優待は株主になったら絶対にもらえるというわけではなく、殆どの場合は事前に規定されている一定数以上の株式を保有し、そして決算期まで待つことが必要になります。
これは株主優待が「株式を買ってくれたこと」ではなく「株式を一定以上保有してくれたこと」のリターンのために用意されているからです。
株式会社にとって株式が頻繁に売買されるというのはあまり好ましいことではありません。
売買機会が増えるということはそれだけ株価が変動しやすいということになりますし、また大量の株が売買されるようになれば株式購入による買収のリスクも高まります。
しかし株主優待を用意すればその商品やサービスを目当てとした個人投資家が長期的に株式を保有してくれる可能性が高まるわけですから、それによって自社を守るという効果が期待できるのです。
株主にとっては商品やサービスがもらえる、発行する株式会社にとっては会社への良い効果が期待できるということで、こうしたことが行われているわけです。

株主優待を受けるのに必要なこと

株主優待は株式を保有する株主にとっても重要なことですし、最近ではテレビなどで取り上げられたこともあってこの株主優待を目当てとして株主になろうと志す人も出てきました。
しかしながら株主優待と言うのはそれぞれの株式会社が制度として運用しているものですから、ただ欲しいと言うだけで貰えるわけではありません。
では株主優待を受けるためにはどういったことが必要なのかと言うと、条件としては二つあります。
まず一つ目が「各社が定める最低保有数以上の株式を保有すること」です。
例えばある会社が「優待制度は1000株以上保有している人に対して提供する」としているのであれば、1000株以上を保有するようにしなくてはなりません。
たとえ1株であろうともこの基準に満たなければ優待を受けることはできませんから、事前にどれくらいの株式を買えば良いのかチェックすることが必要です。
次に二つ目が「権利確定日に株式を保有していること」です。
権利確定日とは株主優待の権利を受けられる人が決定する日のことであり、例え何万株持っていようとも権利確定日に有権利者であるとみなされなければ株主優待を受けることはできなくなります。
また権利確定日がたとえば3月31日だったというような場合でも、これは3月31日に株を買えば良いというわけではありません。
と言うのも株式は購入してから実際に受け渡しが行われるまでに数日がかかりますから、権利確定日当日に購入してもまだ権利を受け取ることが出来ていないのです。
通常であれば権利確定日の4日前までに購入手続きを完了させれば権利確定日には受け渡しが完了しますから、もし権利確定日直前に欲しい株主優待が見つかったなどの場合には、権利確定日の4営業日前に間に合うように株を購入するようにしてください。

株主優待で生活のほとんどを補いたい

株主優待で生活のほとんどを補うというのは、優待投資家の究極の夢であり、投資マインドを高めるための目標でしょう。
特に元プロ棋士で投資家の桐谷広人さんが、「株主優待のみで生活する男」としてテレビ番組で紹介され、一躍人気者になってからは、その思いを強くした投資家も多いことでしょう。
実際、同じ時価総額を銀行預金にしておくよりも、株式で保有して優待品と配当を受け取る方がはるかに利回りが高く、生活費の削減になるのは経験者なら誰でも知っているところ。
上海ショックの大暴落で肝を冷やすこともありますが、あの時でさえ、日経平均の下落率と比較すると、優待株の下落率が低かったというデータが出ています。
いや、優待投資家にとっては大暴落はむしろプラスになることさえあるのです。
というのも、生活のほとんどを優待で補うためには、ジャンルを分散して圧倒的多数の銘柄を保有しなければならないので、大暴落で急落した優待株をバーゲンセールよろしく、まとめて買ってしまうのです。
さて、生活費のなかで、家賃と光熱費は優待で補うのは無理ではないかと思われがちですが、それも実は可能です。
優待でQUOカードなどの金券類を贈呈してくれる企業がありますので、まとめて金券ショップで換金し、家賃や光熱費にあてるわけです。
固定費のみ金券を利用し、食費・日用品・衣服代・レジャー費・外食費などを優待品で補えれば、ずばり優待で生活のほとんどを補うことは可能と判断してよいと思います。
ただし、それには桐谷さんのように1億を超える時価総額がなければ到底無理なので、庶民にはほど遠い夢ではあります。
普通の投資家であれば、まずは1つ1つ利用頻度の高い株主優待を選び、生活を少しでも向上させることを身近な目標にすると良いでしょう。
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